Greeting from President

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日本人工臓器学会理事長
花﨑 和弘

日本人工臓器学会の発展を目指して:
令和時代の幕開け

 令和元年(2019年)という節目の年に妙中前理事長の後任として第15代目の日本人工臓器学会理事長職を拝命しました。輝かしい歴史と伝統を有する日本人工臓器学会の理事長に選出していただいたことは大変な栄誉であり、会員の皆様に対し、心より御礼申し上げます。本当にありがとうございます。
 同時に私如き人間に本当に理事長職が務まるか否か甚だ不安であります。まさに身が引き締まる思いです。歴代の理事長に比べて明らかに力不足ですので、役員、評議員、一般会員および関係者の皆様から倍旧のご尽力とご支援を賜りながら、理事長としての責務を果たしていきたいと願っています。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

 「学会の更なる発展」のために私が理事長として抱えるミッションは、妙中前理事長が推し進めてきた「イノベーション」、「男女共同参画」および「学会倫理指針のあり方」の3大推進事業の継承に加え、下記の3点を推進して参る所存です。要約しますと、年次学術大会の成功に加えて、臨床応用に繋がるトランスレーショナルリサーチの推進および学会会員数の増加を目指して、本学会の研究推進および活性化を図りたいと思います。

①人工臓器学研究の発展:若手研究者への支援強化 将来への投資としてブレークスルーが期待できるような幅広い分野での基礎研究の支援を行う。特に優れた若手研究者の育成を推進していきたい。その中で大切な点は「単なる業績を上げるための研究のための研究」ではなく、あくまでも「社会的貢献に直結する患者さんのための研究」としての視点に立ち、臨床応用に向けてのトランスレーショナルリサーチへの積極的な支援活動を実施していきたい。加えて若手研究者が論文化する際のサポートも行い、研究開発、研究推進、論文化がシームレスに展開できるシステムの構築実現に向けて尽力したい。

②新規人工臓器医療機器の臨床応用:医工連携の強化 妙中前理事長が推進してきたAMEDの新規人工臓器医療機器開発事業を踏まえて、ポテンシャルの高そうな新規医療機器は開発の段階から学会が直接あるいは間接的に関与してサポートしながら、臨床応用への近道を一緒に模索していく。大学を中心とした研究機関と商品化を目指す企業との連携がよりスムースに推進するために、これまで取り組んできた「よろず相談所」の機能強化だけでなく、医工連携による産学共同研究支援体制の強化も推進していきたい。

③学会会員数の増加と活性化:多職種連携の強化 人工臓器学会の強みは学会員が多職種で構成されていることです。この強みを最大限生かしたいと願っています。学会会員数の多くを占める臨床工学技士だけでなく、現時点では少数派である看護師を含めたパラメデイカルスタッフの支援活動を推進していくことにより、学会を活性化し、会員数増加を図りたい。具体的には臨床工学技士および看護師の年次学術大会でのセッション数を増やし、積極的に学会発表の機会を与える。またパラメデイカルスタッフの評議員や委員会メンバーへの登用も推進し、多職種での学会運営制度を強化していく。加えて萌芽研究ポスター賞の推進も含めた若手研究者に夢や希望が与えられるような医工連携だけでなく多職種が横断的に連携した共同企画の推奨と推進も行いたい。それによって、ともすれば多職種間の出会いの場が少ないことが障壁となり、活動が低迷しないようなシステムを創出したい。本学会が多職種交流を推進することにより、国民が求める人工臓器を介したチーム医療を実現していきたい。

 斬新な研究アイデアや優れた人との出会いも含めて「幸運は人が運んでくる」と信じています。令和時代は益々ダイバーシテイがより鮮明に反映される時代であり、自己変革能力が求められる時代になると予想しています。本学会も自己変革能力を発揮しながら学会として生き残り、発展していきましょう。会員の皆様からの忌憚のないご意見も期待しています。みんなで令和時代に相応しい日本人工臓器学会を創っていけたら望外の喜びです。今後ともご指導・ご支援を賜ります様、何卒よろしくお願い申し上げます。

Japanese Society for Artificial Organs (JSAO)

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