ガイドワイヤーがPCPSへ吸い込まれる事例について

PCPS(ECMO)は脱血カニューレから吸引する形で脱血しています。PCPSを導入した後で肺動脈カテーテルを留置するため、静脈からガイドワイヤーを挿入したところ、PCPSの脱血カニューレからPCPS回路にガイドワイヤーが吸い込まれた事例が複数報告されています。流入したガイドワイヤーが遠心ポンプに巻き付けばポンプは停止してしまいます。また、静脈に留置したカテーテルの内腔を通してPCPS回路に空気が吸い込まれる可能性もありますので、十分ご注意ください.



【注意のポイント】
・PCPS(ECMO)挿入下で静脈にガイドワイヤーを挿入する場合、ガイドワイヤーから手を放さない。あるいはガイドワイヤー後端に鉗子などを掛けておく。
・PCPS(ECMO)挿入下で静脈にカテーテル類を留置した場合、カテーテルのポートから空気を吸い込まないようにポートは確実に閉じておく。